ちょうじ 丁字 ::: 染めと薬効

ちょうじ
殺菌作用・発汗・波動調整

輸入薬草として正倉院にも残る。「香り染め」とも呼ばれ、
源氏物語の光源氏が好んで着たそうです。
チョウジ/丁字/クローブ フトモモ科

スマトラ・ジャワ・アンボン・マダガスカル・ザンジバル・西イン.ド諸島などで栽培される常緑樹で、 その花の蕾は、初め白色、次第に緑に変わり最後に鮮紅色となりますが、開花直前の花の蕾を 摘んだものをチョウジと称して、古来から香料として広く使われて、またスパイスとして菓子・料理・ 酒類に使われています。
薬用では、生薬またはアルコール製剤の形で、消化機能の促進・風邪の緩和などの目的で 家庭薬に配合され、また、うがい薬・他の薬剤のにおい消しなどに用いられました。