インドネシア・スマトラ・中国・台湾・日本では九州・四国・本州南部に広く自生または栽培される 常緑樹です。木材部を蒸留し、そこから樟脳と樟脳油を作ります。 樟脳は虫避けに用いられますが、さらにその樟脳を精製するとカンフルになります。 カンフルには強い強心作用があり、内服または注射液として呼吸中枢・血液中枢・心臓の興奮剤に 広く用いられています。 また、カンフル軟膏として、神経痛・打撲傷・しもやけ・寄生性皮膚病に使われます。